【症状】
インクジェットプリンターで黒だけの文書なのにがんばっても薄いグレーでしか印刷されない。
【対策】
黒字だけでも全部のカラーを使っているので、残量が少ない色のカートリッジも替える。
今使っているプリンターはEPSONのPX-401A。2009年2月製造と書いてあるので、12年モノ。あと3ヶ月ほどで13年。
検索によるとプリンターは頻度によって寿命がだいぶ変わるらしい。たしかに今年に入るまでは年に数回使うかどうかだったとは言え、5~6年で買い替えという話もある中でよく頑張ってくれていると思う。
今年に入って働き方が変わったために、このプリンターの出番も多くなった。今まで職場のプリンターで済ませていたプライベートな印刷もこのプリンターを使うようになった。
職場のプリンターはどんどん新しくなっているので、このプリンターのいかにもおもちゃっぽい挙動に不満足感も増えてきた。早く買い替えたいなあなどと思っていたところ。
この頃なんだか黒印刷がうまくいかない。黒字だけの文書なのにきれいに書いてくれない。印刷品質「標準」なんかにしちゃうと読めないくらい雑だし、「きれい」に設定すると読めるけれど薄いグレーのような色で出てくる。ああ、もう早く買い替えたい。でも印刷できないわけじゃないし。
いろいろと試行錯誤してみた。
まず最初に、印刷品質が5段階ある中で「きれい」は「4」だということがわかった。なので品質は「5」にする。色は「カラー」にしても「グレースケール」にしてもあまり変わらない気がする。
次に、「双方向印刷」というチェックに気付いた。これ何かなって調べたところ、これにチェックが入っていると印刷スピードが早くなるらしい。スピードより品質を求める場合はこのチェックを外すとよいとのこと。
そしてノズルチェックとヘッドクリーニング。このあたりでまあなんとか文書として印刷できているというレベルの品質になった。
しかし「カラー」にしても「グレースケール」にしても品質がそう変わらないってどういうことかな、というのが引っかかっていた。それからシアンのインクは少し前に変えてたっぷり入ってるんだけど、イエローとマゼンタがもうあまりないけど交換してくださいって言ってこないのでそのままにしてあるのも気にはなっていた。
それでぐぐってみると、どうやら黒だけの印刷でもカラーインクを使うらしいではないか。もしかして原因これだったのでは…?
というわけでイエローとマゼンタのカートリッジも交換。そして書いてみると…
案の定。きれいに書けるではないか…!「双方向印刷」のチェックが入って(品質よりスピード優先)、印刷品質「きれい」設定で、まあなんときれいなことか。
もう今日にでも買い替えようとつい数日前に思っていた自分を恥じた。ごめんよ…これまで頑張ってきてくれてたのに簡単に買い替えて済ませようだなんてな。
【学んだこと】
インクジェットプリンターは黒字だけでも全部のインクカートリッジを使う。
これでまた数年寿命が伸びたな。まだしばらく頑張ってもらおう。