運命の日まであと2日。今の私の頭の中を占めているのは日航ジャンボ機墜落事故。
この事故のことでツイッター検索していたときに初めて、雫石の事故のことを知った。そのツイートでは「なんで雫石のほうはあんまり言われないのかな」と言っていて、たしかに同じような悲惨な事故ではあったものの、隠蔽の影が見えないからじゃないかと思った。
しかしこの事故も悲惨だったには変わりないし、大規模な交通関連事故といえば記憶に新しいのが北海道の遊覧船事故、地下鉄サリン事件もそうだし、福知山線の事故もそう。他にも私が知らなかったりすっかり忘れてしまっている事故もたくさんあるはず。この人たちは全員ただ移動したかっただけ(遊覧船は別として)なのにふいに命を奪われてしまった。日々の交通で自分が無傷でいることの奇跡を思わずにいられない。
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母がずっと昔に山崎豊子さんの『沈まぬ太陽』を読んでいて、当時はよく興奮しながらその話をしていたけど、今になって気持ちがわかる。
その本はもう処分したかと尋ねたら、さっそく実家を探してくれたけど見当たらなかったようだ。
私が青山透子さんの話をして、本を買うと言ったら貸してと言っていた。あの事故だけはもうそのことばかり考えてしまうと言っていて、共感してつい私も興奮してしまった。
遺族の中には真実を知ったところで犠牲者が帰ってくるわけではないのだからもうそっとしておいてほしいと思う人もいるだろうし、遺族が辛い思いをしてきたであろうことは理解できるけど、この事件は闇が深すぎて国民全体に関わる問題だということもわかってほしい。遺族が納得すれば済む話じゃないってこと。
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この頃文章を書けばこういうしんどい話ばっかりになってしまうのは自分としても良くは思ってない。
平穏でどうでもいい私の日常なんかを書くためのブログのつもりなのに。
[Posted at 21:55]