J.J.ケイルはどっちかというとカントリー味が強くて、同じブルースでも深夜というより雨の日の朝って感じ。つまり今。
クラプトンの人気曲ってじつはカバーも多かったりするけど、どれも元曲の良さを大前提としてそれがクラプトンを通して5倍増しくらいにはなっているように思うのは私の贔屓心のせいか。
＊＊＊
音楽とは何か、音楽の良し悪しって難しすぎるけど、バファリンの半分がやさしさで出来ているごとく、お気に入りの音楽の半分はリスナー自身の何らかの思い入れで出来ている。と思う。
もしもそこに自分との関連性とか繋がりとかそういうものを何も見出せなかったら、それがどれほど音楽的に素晴らしいと感じるものでも、その人の「お気に入りの音楽」にはなれないのです。
だから音楽的にそれほど素晴らしいと評価されるものでなくてもビジネスとして成り立つし。音楽以外の要素でリスナーを捕まえておけばね。そういう要素で捕まってしまうリスナー、には私はなりたくない人だけど、そんなことに頓着しない人のほうが多い。それが音楽産業を支えてる。
別にそれは悪いことではない。ただ、私は好きじゃない、というだけ。
ハートで音楽を判別して自分の中にインストールしていける音楽愛好家でありたいものです。木星と天王星が重なる日の、決意表明。
[2024-04-21 9:50]
