昨年4月のこと。LOSTAGEがゆうらん船と対バンする(動詞?)というので横浜に行った。
せっかく横浜に出るのだから、といろいろ調べた結果、地元の大型書店総本店に行くことにした。
その書店はまさに総本店らしく建物が古いだけという印象で、特別品揃え豊富という感じはしなかった。
でもせっかく来たので何かないんか、と関心ありそうなコーナーを回って見つけたのが、冒頭Amazonリンクの本だった。
買ったもののなかなか気分的にタイミングが整っていなかったけれど、西洋占星術学習に一区切りの気分が訪れ、そろそろインド占星術に取り掛かるか、という気分になった。
自分の運勢を知るための超入門は通過済みだったので、まずは基礎となる知識を入れようとこの本を読み始めた。
態勢が整うと本ってものはスルスル進むものである。登場人物、というか神だけど、多いインド神話に苦手意識もあったけど、わかりやすく整理されていたおかげでだいぶわかったと言っていいと思う。
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インド神話で押さえるべき大きなポイント。
第一に、推しの神様が誰かということに依って、いろいろと話が変わるということ。
第二に、メインの神様カップルは3組いる。
1.ヴィシュヌと正妻ラクシュミー
ヴィシュヌは化身がいっぱいある。有名なクリシュナもヴィシュヌの化身。こちらは正統派といった感じ。
ラクシュミーは、日本で言う吉祥天。
2.シヴァと正妻パールヴァティー
こちらは完全に冥王星的で、生と死、破壊と再生のあれやこれやを司るといった感じ。特にパールヴァティーの恐ろしい別の姿(化身とは説明されていなかった)、ドゥルガーにしろカーリーにしろめちゃくちゃ怖い。
3.ブラフマーと正妻サラスヴァティー
ブラフマーは、宇宙の最高原理ブラフマンが神格化された神様という割には人気薄。存在が抽象的すぎて人気がなくなったという話。いつの時代も庶民、一般大衆はわかりやすいもの、同情できるもの、より親近感の湧くものが好きなのだ。サラスヴァティーは、日本で言う弁財天で、ギターやシタールに似た「ヴィーナ」という楽器とヴェーダを持っている、芸術と学問の女神。
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今年の初め、大神神社に参拝したとき、初めて摂社の檜原神社にも参拝することにした。道中「弁財天」と書いている看板があったので、そこにも立ち寄った。そこは大神神社の管轄外らしいんだけど、そこで参拝してウクレレが上達しますようにと願を掛けると、果たして本当にウクレレが上達した。
もちろん因果関係は不明だけれど、それ以来私の中で弁財天人気が一気に沸き上がっている。
それもあって、この中で自分を例えるならどう見てもサラスヴァティーでありたいなあと思うけれど、どう見ても実態はパールヴァティーである。内に秘めた冥王星的なおどろおどろしさに自分を感じずにはいられない。
そう考えると、推しの神さまというものが出来るのもわかる気がする。勇敢でかっこよく美しいだけが全てじゃない、闇を抱えていてこその強さや美しさこそ本物、なんて思ってしまう私にとって、推しはやっぱりシヴァ&パールヴァティーじゃないかなあ、と思っているところ。
なお、私の中での最高神は言うまでもなく天照大御神である。次いで弁財天。
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一通り読み終えたのでいよいよインド占星術に取り掛かろうか、というところだけど、GWも今日で終わって明日からライスワークが忙しくなりそうな。
五月病、うまく回避できるかな。休み休みでね。
[2023-05-07 17:30]