戦争って言葉が嫌いな理由がはっきりわかった。なんか雑にまとめられてる感じがするからだ。
前にも書いたけど、やってることは人を殺したり傷を負わせたり財産や安心を奪ったりなどなど。
平時なら一つ一つが事件として注目されるところ、戦争って言葉でまとめてしまうのは雑な感じがする。
昨日ピロシキーズが久々に動画をアップしてて、その中でロシア軍の兵士が上から聞かされてた内容のことを言ってた。
それを観たあとでそのニュースをたまたま見つけて読んだ。
攻撃という行動を取らなければなんぼ上から指示が出ようと傷つく人はいない。上の指示に従う人がいるから「戦争」という状態は続いてしまう。
だから今攻撃を止められるのはロシア軍の兵士しかいないと私は思ってるわけだけど、その人たちだって当たり前に様々な思いの中にいて、もともと上の思想に同調する人、洗脳されてしまった人、道徳的な目的だと思っていたのに騙し討ちに遭ったようにそういう場面に居合わせてしまった人など…
そして自分の行為が正義ではなく侵略だったのだとハッと気付いて民間人を守ろうとした勇敢な兵士は、逆に銃を向けられる。それってやっぱり「戦争」と呼ぶしかない状況だからこそ生じている。
だから今起きているのは「戦争」で、ゼレンスキー大統領がその言葉を回避することに嫌悪感を示すのも理解できる。
一方で、一応平和な日常が保たれている国にいて、今起きていることを「戦争」と呼んだり「戦争反対」という言葉でまとめてしまうのはなんか雑に思える。事の重大さは、一つ一つの被害が積み重なっているということなのに、それが見えにくくなる感じがする。
「それ」を何と呼ぶのか、なんて本当は現状で最もどうでもいいことで、一刻も早く攻撃が止まって傷ついた人を癒やし、まともな生活が送れる状況に戻すことが最優先。
平和だからそんなことをごちゃごちゃ考えているのかもしれない。
でもこれも私という一人の人間に起きている反応であり、やっぱり言葉ってどうしようもなく人間にとって重要で難解で厄介なものだな、と思う。
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