めちゃめちゃローカルな話題で失礼。
岩出市は大阪や奈良からもアクセスしやすいベッドタウンみたいな街で、もう随分前から開発が進められている。
MESAと書いて(なぜか)「メッサ」と読む。MESAは和歌山県最大規模の企業であり小売店のオークワが経営している業態の中でも高級層を扱う店で、この業態を始めてすぐの頃にも岩出に出店したことがある。
けれども立地の問題なのか何なのか、数年で通常店舗のオークワに変わってしまった。やっぱり和歌山に住む人々には高級店より庶民的なほうが需要が高いんだと思った。
当時オークワは○○シティというショッピングモールを最大の集客業態として展開していた。まあ言えば今のイオンモールの地方のちっちゃい版みたいなものである。今でも各地に残っている。和歌山市にパームシティ、御坊市にロマンシティ、田辺市にパビリオンシティ(だけかな?)。
岩出市にももちろん出店していた。ミレニアシティという名前だった。しかしミレニアシティはまったく地域住民の琴線には響かなかった。建物もみるみる劣化していった。そして2020年、とうとう閉店となった。広大なその空き地がどのように利用されるのか、地域の誰もがハラハラしながら見守っていたに違いない。(脚色強め)
そしてとうとう昨年秋に生まれ変わり、再出発を果たした。新たな展開としては○○シティではなく(そりゃそうだ)、郊外型としてよくある、モールとしての建物の中にテナントを呼び込むのではなく、広い駐車場の周辺に独立したテナントを構えるという形で、無印の出店を獲得し、オークワはMESAでの出店である。満を持してという感満載である。
他にはジョリパスやサンドラッグにセリアなど。銀行がなぜ南都銀行になったのかが興味深い(和歌山最大は紀陽銀行、信用金庫はきのくに信用金庫)。
そして新しくオープンした岩出のMESAは品数豊富で、高級層らしさをちゃんと意識した品揃えになっていた。高松のMESAも御膳松のMESAも最近はスパセンに毛が生えた感じにしか見えていなかったけど、岩出は違った。
驚くべきことにピープルツリーのチョコを置いていた。もうそれだけでのけ反りそうになった。それから富澤商店のコーナーが広めに取られていたり、なぜか東京ばな奈まで売っていた。オークワの本気を感じた。
これまでの経緯を知っている世代の地元民としては、ちゃんと続けられるのか??が最大の関心である。。この頃はかつらぎのOrangeがアウトドア用品店として成功していたり、もしかして県外からの集客で勝算を見込んでいるのかもしれないけど、不安でしかたない。どうか末永く続いて欲しいと願うばかりだ。
もしかしてこれを機にMESAの他店舗も品揃えが改善されていたらいいな。
ちょろっと冷やかしがてらに行ったつもりが、オークワで売ってるなんて珍し過ぎると予定外に買い込んでしまった。いいカモの私である。
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