先週THROAT RECORDSに行く前に、大神神社に寄るつもりだった。
もともと私は神社って人が多い時期は避けて行くタイプで、三ヶ日とかは絶対に行かない。というか1月も避けて、夏至とか冬至とか春分の日とかが近い頃合いに行くことが多い。
ただ今年は元日に実家に行った時、神社の御札をため込んでいるのを見て、またいずれ行くからどこかの神社に返してくるよ、と全部もらって帰ってきていた。いつもなら春分の日直前に伊勢に行くけど、なんとなく行き尽くしている感じもあったりして、じっさい行くかわからない。それになんとなくだけど、できるだけ早く返納したかった。
三ヶ日は過ぎたけど大神神社ほどの大きな神社だったら混んでるかもな、、と思いながら行くと、近くの道路で迂回の案内がされていて、ああやっぱりこれは無理かーと思いながら迂回路に従い、中和幹線からJAのガソリンスタンドを左折して、標識に従って大神神社へ。大鳥居の前の右折レーンがいっぱいで、並べば行けそうだったけどまたいつでも来れるし、とスルーして北上した。
一週間経って今日、時間も先週より30分くらいは早く出発できたし、そろそろ人も車も減ったことを期待しつつ大神神社へ向かった。そしてJAのガソリンスタンドまで近づいてきた時、迂回路案内の看板はまだ出ていた。あちゃーまだ多いのかと思いつつよく読むと、「奈良・天理方面に向かう人」に対してのお願いだった。ということは大神神社に行きたい人は別に普通に警察署のとこで左折できるってことでは?
と思い直進すると、すんごい渋滞だった。苦笑。なんなら先週見た渋滞よりすごかった。先週もこっちに来てればこんなだったのかもしれないけど。
室生寺あたりから来たと思しき観光バスが無理やり右折して北進しようとして失敗し、東西の道路を遮っていた。私は苦笑しながら右折して南下し、また今回も諦めることになった。
初めて大神神社に行ったのは4月だったかな、、たしか。五味さんの故郷を見てみたいと思い桜井市に行くことにして、地図を見ていたら大神神社があったのでここを目的地に設定したのだった。有名な神社だから平時でも休日なら車がいっぱいかも、、とめちゃくちゃドキドキしながら行ったけど全然そんなことなかった。その後も私が行く時期は人が多い時期を避けていたので、普通に駐車場に停められたしこんなに混むのを見たことがない。まあ三ヶ日はすごいだろうという想像はしていたけど。
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せっかく桜井市まで来たのにどこにも寄らずに帰るのもつまらないので、前から気になっていたスパセン桜井店に寄って行くことにした。果たして品揃えはスパセンのそれであった。馴染みの店と同じで安心感がすごかった。
スパセンの向かいに「桜井木材共同組合」の看板があって、胸がざわざわした。一度宇陀の方に向かって走ってナビに従って国道165号に出て西へ。途中で「木の街さくらい」の看板も見た。
五味さんは今でもお父様を恨んでいるだろうか。五味さんの人生を思うとき、人生のストーリーって本当によくできてるなと泣けてくる。すべてのピースに意味がある。誰の人生も。もちろん私も。
桜井市ってじつはすんごく広くて、五味さんが「桜井」と言うときの桜井ってどこを指してるのだろうって思うけど、きっと物理的な場所や空間とかではなく、桜井で培われたコミュニティや人間関係のことを指してるのだと思った。だってこんな感じの田舎だったら別にどこにでもあるもんね。大神神社はどこにでもないけども。
人生のすべてのピースに意味があり、それを俯瞰して眺めてニュートラルに受け止められた時、過去を受け入れることができる。あるいは準備ができる。
と同時に人生のすべてには意味はない。それは「ただ在る」。どちらも真理。多面的に物事を捉えられる人で居たいものです。
[15:13]