先月初めに親戚の集まりがあったとき近々手術をすると言っていた伯父が、他界したという知らせがあった。
昨年秋に家族で母の実家に帰ったときにも会った。その時は母は伯父のことをあとから「どこか神々しい、もう長くないのでは」など言っていたけど、先月会ったときは元気にされていた。ただ、独特の頑固さは薄れ、穏やかになった感じがしていた。
伯父は散々手術のことでみんなからやいやい言われていた。みんなも元気づける意味も込めていたと思う。けれどもおそらくはもう人生に納得されたのだろうか。手術後数週間は経っていると思うけれど、急に血圧が下がって帰らぬ人となったのだそうだ。
人生が閉じるときは呆気ない。くれぐれも後悔のないように過ごしたいものです。
ふと気付けば新月であった。
数年前に別の親戚が他界した知らせを受けた時も、新月か満月のどちらかだった。
こじつけかもしれないけど、続くとやはり何か関係あるのかなと思いたくなる。
もしも自然のリズムに沿っていたのならきっと穏やかな最期だったと信じたい。