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性自認のこと

ちょっと赤裸々なエントリーになるかもしれない。(いつもか?)

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【日本語字幕】宇多田ヒカルさんが語る自身のジェンダーアイデンティについて | 【英語字幕】 - YouTube

外国語学習の動画をよく見るからか、先日高須クリニック幹弥先生のりゅうちぇる離婚に関する動画を見たせいかこの動画が流れてきて、Hikkiが性自認について語っているというサムネに釣られて見てみた。

それで初めて知ったんだけど、Hikkiは昨年だかにノンバイナリーであることを告白していたらしい。

検索したところによると否定的な反応も多くあるらしく、その中に「用語が多くてわからない」というのもあって、それについては私も完全に同意。

ノンバイナリーって要するに私がMIKAを中性って言うみたいなことかなーとぼんやりと認識している。

この動画の中ではHikkiの性自認に関する情報は私は得られなかったんだけど、J-POPで成功したかどうかとかいう話を聞いてて思ったのは、結局Hikkiの人気も本質はDIY精神にあるんじゃないかと思った。

それはさておき。

先日別ブログでりゅうちぇる離婚にまつわる世間の反応を見た感想を書いた。私から見ても否定的なコメントってかなり目につく。
ペコ&りゅうちぇるの結婚離婚報道にまつわる世間の反応を眺めて思うこと - 考えるブログ by N-moca

気になるのは、子どもを作ってからカミングアウトして離婚は無責任という意見で、それには私はまったく賛成できない。というより、そういう意見を持つ人は、まだ価値観が十分に深まっていないだけだと思う。

中学生くらいになると世の中がだんだん見えてきて、高校を卒業する頃には一旦すべてを悟りきったような気分になるもので、そのレベルの価値観からは、そういう意見が正当なものとして出てくるのも理解できる。

だけど人生はさ、長く生きるほどいろいろなものを見て、経験して、体感する。そうした中で価値観は深まり、器も大きくなっていく。もちろん小さい器を広げようともしないで見せびらかしてるような人もいっぱいいるけど。

私は女に生まれて、自分が本当は男なんじゃないかと思ったことはないし、性自認が女性で一致していると言っていいと思う。

だけど中学の頃、本気で親友に恋して、彼女も受け入れてくれた。他の友達とはハグなんかしなかったけど、彼女とはいつまでも抱きしめあっていたいくらい好きだった。だけどキスしたいかというとそういう気は起こらなかった。一線を超えてはいけないとブレーキかけてた可能性もあるけど、ごく当たり前にそれは違うという感覚を持ってたんだと思う。

後々になって、思春期には同性の友人に恋することも多い、と知った。たぶんかなりの割合で恋に恋してるのだと思う。もしその時点で余計な知識があって、自分は同性愛者なんじゃないかと悩むようなことがあるとしたら、それはしなくていい悩みだと思う。私も悩んだ。

時は過ぎ、彼女とは友人としても疎遠になった。それ以来女性に同じような意味で恋したことはない。(普通に憧れとかはあったかもしれない。)

あるきっかけがあり、私は自分が女であることを表現したくないと思うようになった。スカートなんか履けなかったし、同年代の子たちがメイクやファッションにこだわって見た目を良くすることに力を注いでいるような年頃のとき、私はできるだけ中性的になりたいと思っていた。

スピリチュアルを探求し始めると、それは両親から受けた影響のもとで女性性を閉じ込めることでバランスを取っていたからだ、だけどあなたの女性性は本当は開放されたがっている、女性であることを受け入れて、かわいくなってもいいんだよ、というような話をよく聞くようになった。

たしかに一理ある、と思ってその都度やってみたけど、やっぱり自分には中性的なほうが安心感がある。これが自分だと思える。

さて、私はノンバイナリーなのでしょうか?

性自認の問題は、個人的には自身の違和感を主張する人の意見は素直に受け入れてあげるだけでいいんじゃないかと思ってる。社会制度上とか、トイレや公衆浴場などの問題もあるので、一部の人だけではなくみんなが考えていかなくてはいけないこととはいえ、体は女だけど心は男とか、それは苦しいことだろうけど中性とかになってきたらその性自認はこだわる必要があるのかよくわからない。

なんなら私なんか中身はおっさんである。だけど若い女の子を押し倒したいとは思わない。それは性的指向の問題でもあるかもだけど単に理性がどの程度培われているかの問題でもある。

そして私は幼い女の子でもある。私の中にはいろんな自分がいる。人ってそういうもので、誰でも男性性と女性性は合わせ持っているもので、そのバランスはその時々で変わる。

私は複雑な性自認を抱えている人と知り合ったことがないので理解がないだけかもしれないけど、傍から見てる分にはジェンダー問題って、どこか道を逸れているように見える。

寛容な社会であれば済む話じゃないのかな。そんな細かく分ける必要あるのかなって思うけどね。

さっき検索して見たページでは、ノンバイナリーとは性自認と性表現に関するもので性的指向は関係ないらしい。となるとますます、私はノンバイナリーじゃないかなと思えてくる。

だいたい女性だからってすべての男性に性的な関心を抱くわけじゃない。男性はどうか知らんけど。。そこ取っ払っての性自認となるとますます揺れ動くものってことでいいんじゃないのかねえ。

昨日また髪を切ってさらにメンズに近づいた自分を見て、ぼんやりと性自認のことについて考えてたら流れてきた動画がHikkiのDIY精神に触れていたのでネタにしてみた。

私は私だよ。身体は女だけどパッと見は性別不詳、それでいいと思ってる。

[Posted at 19:50]