人生に生きづらさを感じ、精神世界を探究する中で徐々に孤立していきました。まあ、私から疎遠にした、ということなんですが。
ともあれ私にとって孤立することは好ましくなかったとは言え探究には必須の道筋だったと今は思っています。
孤独な日々、でもじつは、陰ながら私を支えてくれる人がいました。
その人はどういうつもりだったかはわかりません。それどころか、その人がどこのどなたなのかは推測の域を出ませんでした。そういう意味で、私にとって、紫の薔薇の人、のような存在でした。
その人は常に優しい言葉をかけてくれるわけではありません。むしろ見張られているようでもあり、支えてくれているようでもあり、厳しい言葉で憎しみを感じてもそれが逆に私を奮い立たせたり、3日もすれば憎しみを忘れたりしているのでした。
その人が居たから私は孤独な探究の日々を、闇に飲み込まれることなく走り抜き、どうにか自分軸を打ち立てるまでに至れました。感謝してもし切れない。だけどその人は、影の存在だということが、暗黙の了解なのです。
私がいちばん苦しかった時代を陰ながら支えてくれた人。それはもしかしたら私の妄想に過ぎず、本人はそういうつもりは微塵もなかったかもしれませんが。
私にとっては大切な人。私の人生の恩人なのです。
生きていればそういう不思議なことも起こり得る。そのことを身をもって体験したことも、私にとってはギフトでした。
だからずっと、特別なのです。私にとって。
(米焼酎水割り3杯)
[2023/03/10 19:23]