▶宙吊りは5分以内でお願いしたい - N-moca LIGHT
先日のジェットコースターのニュースからの連想ゲームで、フジファブリックのことをぼんやり考えていた。フジは志村くんのバンド、というイメージが強かった。それだけに、志村くんが抜けたあともフジファブリックとして続ける選択をしたこと自体驚いたし、いないならいないで活躍していることにも驚いた。
志村くんだってきっとフロントマンとしての誇りとか気負いとかあったんじゃないかなと想像する。自分がいなくてもやれるんだ、ということを見せられたとき、あの世には愛しかないそうだけど、志村くんはどういう思いを抱いたのだろう、などとぼんやり考えていた。
すると、ハイスタがドラムを公募するというニュースが入ってきた。公募ということで、GEZANを連想した。ヤクモアくんを認めない、なんて言えるほどファンでもなければ嫌でもないけど、私の中でのGEZANは尾崎くんで止まっている。
BOOM BOOM SATELLITESの川島さんが亡くなって、その席に別の人を配置することを中野さんは選ばなかった。THE NOVEMBERSの小林くんと新バンドを始めたと今知った。
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車でLOSTAGEを聴いてる時ですら、曲が終わったときに（やっぱ岩城くん天才やな）と口をついて出る。
楽器の演奏だけだと一人3割だけど、歌ものバンドにおける歌の割合は演奏6に対して4としてもそれだけで既にLOSTAGEにおける五味岳久氏の重要度は他の二人に比べて高い。
そうであっても、岩城さんが何らかの事情で続けられなくなった、とか、拓人さんが店に専念したくなった、とか、誰かが抜けた後で他のメンバーを迎えてLOSTAGEが続いていく、という未来はちょっと想像しにくい。
バンドとはメンバーにとって生活の一部であり、メンバーの話し合いによって決めていけばいいことなので正解はない。メンバーが決めたことが正解であり、またそれが正解だったことを証明していくような活動をしていくしかない。
だからそれぞれの答えに対して私が言えることは何もないけれど、LOSTAGEに限っては、その理由が何であれ、メンバーが入れ替わったり、メンバーの代わりのサポートを迎えて続けるという選択を私は見たくないし、そのサポートがどれほど元のメンバーを敬愛し忠実にコピーしたとしても、私はそれをLOSTAGEだとは認められないだろうと思う。
私が認めなくたってメンバーがそういう答えを出したならそれが正解で、私が離れるだけだけど。
もし五味さんが急逝したらきっとポエジーあたりがレクイエムを作るだろう。
小牟田さんが先導して五味さんの弾き語りアルバムが発売されて、数年後にどこからともなくトリビュート・アルバムの話が出るだろう。参加しそうなバンドはいくつも思いつく。やりたいバンドが多すぎて話がまとまらないかもしれない。そこで生まれる売上がどう使われるのかによって、私は買うか買わないかを決めるだろう。
だけど五味さんは急逝しない。私が見張ってるから。
LOSTAGEをいつまでも続けて欲しいとまでは言えない。それもまたメンバーが決めることであり、ファンにできるのはその答えを受け止めることだけ。
だから続けているうちは、ずっと見守っていたい。許されている範囲で。
[2023-07-09 23:25]
