三連休、このところ続いていた仕事を二日目に終わらせ、翌朝（昨日の朝）最終仕上げをして昨日は自宅から逃亡。本当は遥か遠くの地へぼんやり出かけられたら一番いいのかもだけど、今の私が行きたいのは梅田のジュンク堂。
目的はもちろんジョージのインタビュー集。でもついでなのでジョージとクラプトンの自伝の古本も探したい。どこ行けば音楽系の古本いっぱい置いてるんや。奈良だったらTHROAT一択なのに。梅田でTHROATみたいな店…と検索したけど今ひとつわからない。こういうのが終始一人で活動している者の弱点である。知り合いに聞いてみるってことができない。
しかしディスクユニオンに少し置いてそうである。ここしかわからんし、行ってみるか。
ユニオンは前にも行ったことがあって、その時はベートーベンのレコードが目的だったのでクラシック館しか行ってない。新御堂渡ったあたりの地理っていうか梅田全般だけど「今どこに立っているのか」を俯瞰して把握するのが下手すぎて、行ったことあっても辿り着けるのか不安である。
梅田はいつも大阪駅で降りたら三番街の方へ行って茶屋町へっていうのが私のパターンで、ここから新梅田シティ方面とかはまあわかる。阪急・阪神百貨店のほうが覚えられない。けど少なくとも新御堂はそっち側である。とにかくいつもと逆の出口から出よう、と出て、勘を頼りに阪神百貨店へ行って、勘を頼りに道路沿いを歩いて、めちゃくちゃ南の方を遠回りしているってことに気付く。地下に降りておけばホワイティに行けたのに、わからないなりに2階に上がってしまったために東に向かうべきところ南下していた。そら遠いで。。ていうか離れて行ってるし。
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汗だくだくで暑い中歩いて、ユニオンに到着。冷房が効いていて天国かと思った。目的の古本コーナーは本当に写真に写っているだけしかなくて、ユニオンと言えどもこんなものか…と少しがっかり。もちろん名だたるビートルズなので数冊関連本はあったけど、私が欲しいのはない。そんな中、ビートルズのジャズピアノアレンジ、元値1000円（いつの時代？）のが半額程度で売られていたのでそれをゲット。
レジに並ぼうと移動していると、入口からいかにも日本人ぽい英語が聞こえてくる。見ると、どうやら海外アーティストをアテンドしている方のようだった。いかついおっちゃんで、アーティストのほうもメタル系と思しきいかついおっちゃんたちだった。「おー、さすがユニオン！」と旅行気分が一気に増した。
レジで対応してくれた兄ちゃんは、爪が紫でビジュアル系バンドをやってそうな風貌だったけど、接客はすごく普通だった。こういう時に、人を見た目で判断している自分の嫌らしさを思い知る。
（つづく）
[2023-09-19 13:15]
初版昭和45年だった。
やばいな。これ今の出版だったらいくらだったんだ。
[2023-09-20 0:30]
