N-moca LIGHT

Everything should be okay because YOU ARE ALIVE.

ヤモリくん

浴室の窓ははめ殺しの出窓になってて、左右に小窓があってそれはドアのように開く。そこに上下に動く網戸がついてるんだけど、今日はなぜか固くて「なんだ?」と思いながら力ずくで下ろすと同時に何かが降ってきた!

と思ったらそれはヤモリだった。

見るとお腹のあたりが赤くなっている。雰囲気から言って、内臓がはみ出てしまっている感じ。少なくとも赤い体液(血?)がついている感じで、もしかして網戸を無理に下ろした時にどうにかなってケガさせてしまったのかもしれない。

とにかく捕まえて外に出そうとするけど、動くと素早くてなかなか捕まえられない。サイズ的にイケそうだったので、私が普段から虫捕獲器として愛用している綿棒の透明ケースで捕獲。サイズはぴったりだった。

普通、虫の場合はこれで捕まえたあと、下からそっと紙を挿し込んで蓋にして窓から放り投げるんだけど、そこはさすが足がぷにぷにのヤモリくん、紙にくっついて離れない。

はよ行けよ〜、ほら、落とすよ?などヤモリくんに話しかけながら何度か紙を振って、ようやく落とせた。

そこから先は自然の範疇なので私の管轄外。


けれどもケガさせてしまったかもしれないことが気がかりだったのでちょっとぐぐってみたら、似たような質問がいっぱい見つかった。やっぱりヤモリは得だと思った。爬虫類なのに指がぷにぷにしていてかわいいし、家を守ってくれるというイメージがあるためか、駆除どころかケガさせたと気にする人が多いなんてね。


どんな生物にもありがちなことだけど、ヤモリも例外ではなく保護して回復させたという人はいた。悪いことではないのかもしれないし、もしかしたら良いことのうちに入るのかもしれないけど、私はやっぱり自然のものは自然に任せるのがいいと思う。

自然というのはそもそもが厳しい。残酷なように思えることもそういう摂理なのだからしかたない。

生物を売買の対象にすることも好まない。ペットは犬猫うさぎに、せいぜいハムスター、小鳥程度で、近頃YouTubeでよく見る普通じゃないペットなどは見ていていい気がしないので見ないようにしている。

当分そのつもりはないけど、もしもペットを飼いたくなったら保護犬だろうと思う。でもペットを飼わなくても、自然の動物たち、とくに鳥たちを見たり音を聞いたりするだけでも心和やかになる。

私レベルになると(何が?)、ヤモリに限らずクモだろうがアリだろうが何にでも話しかけるので、ペットがいなくてもペットみたいなものなのだ。