以前から黒の安物衣料は独特な臭いがするな。。と薄々思っていた。つい先日も昨年秋に買ったばかりのズボンの臭いに耐えかねて、もう買わない、と泣く泣く処分したところ、アーティスト支援のつもりで買ったグッズのフーディーが届いてまったく同じ臭いを発していてまた泣いた。
これはいい加減対処すべきとき、と検索したら、あっさり対策が見つかった。重曹を溶かしたお湯にしばらくつけ置きするか、それでもダメなら酢を使うといいらしい。結果的に重曹だけで対処できたので、酢をどう使うのかはよく調べていない。
なにはともあれ重曹でつけ置きしてみようか、とタライにお湯を張って目分量で重曹を入れた。私は普段の洗濯をアルカリウォッシュでやっているので、アルカリウォッシュも入れた（なんとなく）。
そしてフーディーを浸け置き15分してみたところ、
なんということでしょう…！めっちゃ色落ちするやんかー！
そりゃ臭うわけだ。。少なくともこの色落ちがなくならないと、染料の臭いは続きそうだと予想がつく。
ちなみに比較用に、これが普通の水の色。
ということは、処分したズボンもこの方法で対処できたかもしれないわけで。。また泣いた。
この染料は硫化染料というものらしく、水では落ちないのだそうだ。何度も洗濯してるのに臭いがとれないな、と思っていたのはそういうわけだった。
この１枚目の写真の水を捨ててつけ置き液を作り直し、さらに30分か1時間ほど浸け置きしてすすぎ、脱水して干した。今着てるけど、あえて鼻に近づけて臭いをかいだらまだ臭いはするけど、普通に着てる分にはまったく気にならなくなった。
しかしこんな感じで自然環境に害の有りそうな染料が地球のどこかで大量に処分されてるわけで、それ言い出すとキリないとは言えやはり無視できない問題だなと思う。
一方でこの安さがありがたいのも確かで、、社会はいったいどこに向かっていくのかわからないけど、個人レベルでできることをやっていくしかないかなあ。。
