N-moca LIGHT

Everything should be okay because YOU ARE ALIVE.

YouTubePremiumをやめた

先月の新月の頃、変わりつつある空気の中でふと、日頃の息抜きをYouTubeから音楽に変えようと思い立った。あまりにもYouTube漬けになってる状況から脱したい気持ちはずっとあったし、動画に浸っているよりも音楽で癒される人のほうがかっこいいなと思ったから。

私の契約は毎月6日更新だったんだけど、思い立ったが吉日でその日に契約を解除した。ただし更新日までは契約が有効なので、今月6日までは広告なしで見られていた。それから10日ほど経った。

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私は本当に広告が嫌いなので、動画を見るために毎回広告が挟まれるのは、動画を見ないことの結構な後押しになっている。それでもやっぱり見てしまうけど。とくに夕食時、お酒を呑むときとかに選択タロットを相変わらず見ている。

不思議なもので選択タロットっていつ聞いても妙に当たってるような気がする時期もあれば、この頃は何聞いても当たってないんだろうな~と思う(当たってるかどうか確かめようがない)。

YouTubeにはめちゃくちゃたくさん選択タロットのチャンネルがあって、あれこれ見ているうちに当たってる当たってない関係なく、動画主の雰囲気や声や言葉の選び方とかでお気に入りのチャンネルってできてくるもので、「それ当たってないわ~」とかテレビに向かってツッコミするノリでぶつぶつ言いながら見ている。

タロット以外のチャンネルは最近はあまり興味を引かれないというのもあって、総合的な視聴時間はかなり減ったと思う。

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それでは音楽サブスクを使う時間が増えたのかというと、多少は増えただろうかっていう程度。ただしやっぱり公式が提示するちゃんとしたプレイリストが聴けるのはありがたい。YouTubeMusicは本当にそこが弱い。たぶん音楽を芸術とみなしていないというか、なんかそういう感じを受ける。

Spotifyをやめたのが軍事企業への投資を知ったことがきっかけだったわけで、そういう意味で最もクリーンなのはおそらくAppleじゃないかと感じる。企業イメージ。

私にとって最初の音楽サブスクはAppleMusicで、愛用していたけど嫌気が差したのはライブラリが自分が購入したものとサブスクで聴けるものとごちゃごちゃになってしまったこと。今でもその事情は変わらないようだけど、最近の使い方ではあまり問題にはなっていない。サブスクの方をほとんどライブラリに追加しないで毎回検索したりしているし、自分が持っているファイルのバックアップ保存がしやすい時代と年齢になったということもある。

YouTubePremiumの解約と同時にAppleMusicに登録して、現在3ヶ月無料期間中。登録したとき、3ヶ月後からは月額980円です、て書いてたのにその間に値上げが発表されてやや詐欺っぽい感じになっているけど、値上げの理由がアーティストへの還元率云々と言われたら納得せざるをえないし、またそれが本当の理由か知らないけどアーティストを盾にしてちょっとやらしいな、と思わなくもない。それでも。やっぱしAppleMusicがいちばんかな、と今のところは思っている。

以前にこういう記事を書いた。

音楽サブスクに対するリスナーとしての答え - N-moca : Life Diary

この時と考え方はほとんど変わってなくて、何度も聴きたいようなら買うスタンスを取っている。まあ買ってもデータかな。レコードが好きな人たちをツイッターで眺めていたらかっこいいなって思って、そこから私もちょこっと足を踏み入れてみたけど、元来物をできるだけ手放したいと思っている人に合うはずのない趣味だった。物として所有したい音楽もあるけど、多くの手軽に楽しみたい音楽は月額で聴ける時代って本当にすごいと思う。

その水槽に解き放つことを承諾するかどうかをアーティスト自身が選ぶというのもいい。すぐ近場でサブスクには上げないことを選択しているバンドを知っているわけで、世界にはきっと私が知らないだけで私好みの音楽家たちがゴロゴロいるにちがいない。そうだとしてもそれはきっとただ縁がないというだけで、縁があれば何かの拍子に出会うことになったりするのだ。人生とはまことに不思議なものである。

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話がえらく壮大になってしまったけれど、YouTubePremiumをやめたのは今の私にとっては正解だったと感じている。やや暗めな部屋でアテもなしにただお湯割りを片手にジャズとか聴いて酔いしれるのは、45歳独身女性的になかなか悪くないな、と思うのだった。

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