苦しいことがあったり行き詰まったりすると、なぜこの世に生まれてきたのかから始まって、この世で私はいったい何がしたかったのかとか考えたりするけれど、そういうことを知りたくて精神世界を追究してきてわかってきたことは、人間はただただ人間をやってればいいということだ。
何か事件が起きてそれにより何かに気付く。一つ魂が成長を遂げる。それはおそらくこの物質次元でしか成せないことであり、だからこそ人間はこの世に生まれるのを望み列に並ぶのだと私は想像しているけれど、それはそれとして、無事生まれ地球上での一生を始めることができた人は、そこにこだわることなくただただ素直に出会うことを受け入れ前に進み後ずさりしその場で踏みとどまったりしながらその時時の流れに身を任せていればそれでいい。
他人から見たら酷く覚えが悪く進みが遅く見えることもあるだろう。あるいはやたらとうまく人生を運んで順風満帆に見えることもあるだろう。そんなことは本人には微塵も関係がない。他人は自分自身の人生に何らかの影響があるからそのように見ているだけであって、それは私の人生とは関係がない。
言いたいやつには言わせておけばいい、とはわかっていてもそれもなかなか難しいことではあるけど、それを受け入れ意識するうちにいずれできるようになるから心配しなくていい。
人生はいつ終わるかわからない。自分ではだいたいこのくらいの時じゃないかとかこういうタイミングじゃないかとか、無意味に予想していたって必ずしもそうなるとは限らず、突然終了させられることだって有り得るのだから、この物質次元に生まれたからこそできること、肉体があるからこそ叶うこと、おいしいものを食べるとかもそう、楽しいことを満喫するとかもそう、今命があるうちにやっておく、それだけでいい。
それこそが人生で大切なこと。だって死んだらできないから。
[2023-02-16 19:46]
