N-moca LIGHT

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青山一丁目駅周辺散策

散策進路図

駅を出てすぐのところにGREEN BROTHERSというハイソなサラダ屋さんがあるという。ところが前調べが甘く、日曜は休みだった…無念。しかたがないのでお隣のスタバへ。日曜だからなのか余裕で座れた。

前に見えてる道の向かいが明らかに緑なので、この道に沿っていけばいいんだろうと地図見ないで歩き出した。

高そうな車が学校の門の前に止まり、左側のドアから男性が下りてきた。左ハンドルらしい。保護者っぽい。学校はしっかり門が閉められていて、インターホンを通して中に入れるようだった。いきなり社会のヒエラルキーを感じる風景に遭遇した。

途中信号があったので止まり、ふと見上げると

自転車専用と書いている。歩行者用と共通のじゃなく普通自動車用で使われているやつ。初めて見た。そんだけ自転車多いんだろうか。実際?颯爽と車道を走っているスポーツサイクルは、車道の中を堂々と走っていた。

さらに行くと交差点に到着。

明治記念館前

案内板を見ていたら背後から怒鳴り声。振り返るとぼろぼろの服を着て真っ黒になったおじさんが、訳のわからないことを喚いていた。誰に向かって怒鳴っていたのかわからない。目を合わせてはいけないと思ったので、案内板の内容をよく確かめずに、信号が変わるとすぐに渡った。

しばらく歩いて(こっちじゃない)と気が付いた。さっきの信号渡ってあのおじさんの隣をスルーしないとあかんのやな…どうする?と思いながら引き返すと、おじさんは忽然と消えていた。さっきまでそこにいた気配すらなかった。駅から歩いてくる途中でも、森に沿う歩道にはところどころ警官が立っていた。警備員ではなく、警官。そしておじさんが座っていたところの対角には交番がある。なんという物々しい場所だ…。異世界。そしてヒエラルキーの最下位層を見た気がした。

おじさんが居なかったことに安堵し、改めてスマホで地図を見ながら歩いていくと、いちょう並木に辿り着いた。すぐに目についた看板。

植え込みに入らないでください。伐採するのはいいんでしょうか。

普段のいちょう並木がどんななのか、この日だけ特別だったのかわからないけど、スポーツカーがいっぱい停まっていた。パトカーも停まっていて、ひっきりなしに「苦情が出ています、場所移動してください」と拡声器で呼びかけていた。シンプルにこわい。

いちょう並木はきれい。

人物をぼかしています

ベンチがあって、憩いの場所。パトカーとかいなければ。

いちょう並木の終わり、というか始まりまで来ると、解説の看板があった。

とても誇らしげな書きぶり。本当にこれが伐採される計画なのかしら?謎である。

と思いきや、事業者は一応いちょう並木の保全はプランに入れているらしい。しかし専門家は影響調査が不十分で枯れる可能性もあると言ってるらしい。
明治神宮外苑の再開発 認可で工事どうなる イチョウ並木への影響は | NHK

なんにしろようやく育った都会のオアシスを破壊して人工物を建築なんて、ちょっと考えたくないね。それでなくてもこれから人口は減っていく一方だろうに、今ある自然を保護する方向にこそ動くべきときであり、ましてバブル期の名残みたいなこといつまでもやってる場合じゃないと思うけどねえ。


さて、青山一丁目で降りたのは、ブッククラブ回に行きたかったから。

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[2023-05-29 13:12]