N-moca LIGHT

Everything should be okay because YOU ARE ALIVE.

五味岳久 & Achico 弾き語りツーマン@cafe Room

開演前、アチコさんがお客さんの集まり具合を見にちらっと顔を見せたときに目が合ったので笑顔を向けたら笑顔を返してくれた。その時からアチさんはずっと笑顔だった印象。

曲間のおしゃべりも本当に嬉しそうで、話し出すとついつい長話になってしまうのは五味さんと一緒。

そもそもはアチさんが鳥取から声がかかって、どうやって行ったらいいかなって五味さんに相談したら、良かったら自分がスタッフとして同行するって話になって、いい機会なので五味さんがやったことあったcafe Roomでも、てことになって、アチさんは初の会場だったそうだ。

最近は、久しぶりに会った友だちに、男みたいでわからなかったと言われる、と言ってて、私は心の中で(やっぱりそうなのか)と思っていた。

アチさんて私にとっては長らくベールに包まれていた謎の美女で、実態に触れ始めたのはコロナ禍のLOSTAGE配信とかくらいから。遠藤さんとフミちゃんのポッドキャストでようやく本来のキャラを知った。

LOSTAGEのライブではメンズライクなファッションで登場することが増えて、それはバンドのムードに合わせてなのかなと思っていたけど昨日もTシャツにパンツ、でもメッシュのハンサムショートで眼鏡もオシャレで似合っていて、美女ってよりはキュートって感じ。

私はどっちかというと女性色を消して中性を目指したくて容姿をメンズに近づけてるけど、アチさんは端的にかわいい。それで終始ニッコニコなもんだからこっちも釣られてずいぶん笑顔をもらった。めちゃくちゃキュートな女性。

五味さん先攻のアチさん後攻、アンコール担当、でもせっかくなのでと二人で披露してくれたのは、NEVERLAND。アチさんはギターを抱えてパーカッションのように叩いていた。

前にFEVERであったライブのあと、五味さんがブログに振り返り日記で、アチさんはやっぱり歌の人だ、伴奏はピアノでもギターでもいい、と書いてたけど、本当にそのとおりだと思った。

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と言いつつこの日の個人的な趣旨は「アコギ実演研修」。ギリギリに行ったせいで座る場所が限られていて、思ったように手元を見られなかったけど、収穫はたくさんあった。

アチさんのギターは何かな…もしかして私のと似てる?と思ったらリトルマーチンだって!ドレッドノートJrのほうが一回り大きいけど、普通サイズより小さいのを、そして何よりマーチンを選んでるという時点で親近感。

私は自分でストローク向きじゃないと思っていたけど、果たしてアチさんもストロークは全然使わず伴奏はアルペジオで通していた(たしか)。それがまたアチさんの声質を引き立てていた。

五味さんはストロークのイメージが強かったけど、結構指弾きのアルペジオも使ってることに気がついた。これまでギターにそれほど注意を向けてなかったってことだな。YouTubeでも何度も見ているのに、人は自分の意識を向けるとこしか見てないものである。当たり前だけど。

そして個人的な最大の収穫が、二人ともアルペジオでは小指アンカーする派だったこと!
今、右手のフォームに迷っていて、小指をボディにつけるかつけないか、つけたほうが弾きやすいけどつけないほうがいいのかな、て試行錯誤中だったけど、ああ、もう小指アンカー全開でいこ、と心が決まった。(大げさな)

左手の爪を短くするとついでに右手の爪も短く切っちゃって今爪がなくて、指の腹で弾くと爪で弾くより音がこもってしまうけど、二人とも金属弦のキラキラした音が出ていて、右手はやっぱり少し爪あったほうがいいなと思った。見せてもらえば良かったかな。

ライブの後って普通は皆さんゆっくりされて、出演者に一言声をかけたりされるのかもだけど私はその感じがよくわからなくて、疲れてるのにアフターサービスって感じがしてなんかあまり好きになれないので昨日もライブの演奏終わったらすぐ帰ってきたけど、ライブはとても良かった。アチさんに負けず劣らず五味さんも歌の人である。伴奏はギターでもベースでもドラムでもいい、たぶんだけど。

二人は長年の付き合いということもあってオーラがとても似ていて、HARVESTの時に親戚の寄り合いって言ってたけどアチさんも親戚に違いないと思った。

会場はRoomと名付けているだけあってそう広くない部屋なので、願わくは生音生声のライブが見たかったな。マイクを通さない二人の歌とギターを見てみたい。いつか見よう、と私の心にセットしたのできっといつか見ることになると思う。楽しみにしとこう!(勝手に)

[2023-08-13 16:39]