N-moca LIGHT

Everything should be okay because YOU ARE ALIVE.

今朝の地震のこと

Max LPとスピーカーをリビングに移動し、今日は朝からレコードを聴いていた。私のMax LPは音が波打って味わいが有りすぎるな、と前は思っていたのに、回転数の調整をしたのがよかったのか、波打ち具合がほとんどわからなくなった(気がする)。

やっぱりSufjanのILLINOISEはレコードが似合うなあ、と朝から気分良くコーヒーを淹れるなどしていると、どこからか奇妙な音が鳴り響いた。「火災報知器??」いや、真下におるわ、、音の出処は…思い当たるのはスマホしかない。寝室で充電していたスマホを見ると、果たしてYahoo!防災情報からの通知がいくつも届いていた。

はっきり言って、少しも揺れなかった。うちは車道沿いに建っていて、トレーラーなどの大きい車もよく通るんだけど、そういうときのほうがよほど揺れを感じる。

「は?地震?」

そこで確認するのはツイッターである。NERVのアカウントを見たら、たしかに地震はあったようだ。そしておすすめトレンドでもよその地域の人たちが大騒ぎしていた。

もうこの頃は何が真実なのかわからないといった感じで、情報の混沌ぶりもますます混迷を極めている、とかいう表現を使いたくなる。M4震度3くらいの地震で騒ぐ日本人だったけな…と、モヤっとした霧が脳裏をよぎるのを感じる。

両親に揺れたか尋ねてみた。両親はここから車で15分ほど北に離れたところ、つまり私より震源から少し遠いところに住んでいる。父は揺れたと言っていたけど、母は揺れてないと言っていた。どっちにしろその程度の揺れである。

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なんだかなーと思いながらツイッターを見てると、南海トラフもワクチンとかと同じようなデマの可能性がある、という説を唱えている人を見つけた。私はワクチンにまつわるデマと言われているもののほとんどは真実だと思っているけど、南海トラフが近いうちに起きると言われているのも、もしかしたら根拠とされる事をじっさいより大きく見せてビジネス的に利用しやすくしているだけ、という可能性もあるのかもしれないな、と思った。

地震も戦争も起きてしまったらその時どうにか対処するしかない。何かの法案が成立しそうになっているとき、今ならまだ食い止められると人々に訴えかける人たちは本当に勇敢ですごいと思うけど、私は無力感のほうが大きい。若かりし頃に私の微力でも役に立つなら、と署名に協力したりパブコメ送ってみたりしたこともあったけど、たとえばそれはどこからか集めてきた砂で城っぽいものを作って、時が来たら壊されてあっという間に跡形もなく片付けられるような、自分の無力感を増強するような経験だったと思う。

情報が信用に足りなくなっては何を根拠に行動を決めたらいいのかわからない。ということは?

これからの時代に必要なのは「第六感」なのではないでしょうか。勘しかない。本能で感じ取るもの。目に見えるものからだけしか判断しない人は、これからますます大変な時代になるんじゃないかな。

情報に振り回されないってじつは意外と難しいこと。今そのあたりを鍛えられている時代なのかもしれないね。

[2023-11-01 15:36]