N-moca LIGHT

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ジョージ・ハリスンというシンボル🔃

人生で与えられるヒント、天からの導きというのは本当に不思議だなと思う。もしかしたら私にとっても、ジョージ・ハリスンである必要はなかったのかも知れない。ジョージはあくまでインドの精神世界を知るための道標の一つ、手がかりとして天が使っただけじゃないかと思えてくる。

道に迷い、途方に暮れると私はいつもホロスコープを見る。そこから誰かが起こした文章を読むこともあるけど、心に刺さることはあまりない。それなのに星の配置を確認する。

今朝もゆかりさんの占いを読みながら、やっぱり私はインド占星術をもっと学ぶべきなんじゃないかな、と思った。私の人生に置かれたアイテムを鳥瞰的に眺めたら、やっぱりどうしても「インド」「宗教/哲学」「ホロスコープ」そして「音楽」このあたりの意味が大きいように思えてならない。

ビートルズに出会う前からインド哲学にも関心があったしインド占星術も学んでみようとしたけど、難解でいつもどこかで躓いて止めてしまう。それでもこんなふうに出会い直すことこそ天による導きであり、今の私にとって最適な場所にいたのがジョージ・ハリスンだったんじゃないか。

"NOW AND THEN" のリリースの最低限の意味を感じ取れる程度にビートルズを知ることができたのも私にとって最適なタイミングだったとは思うけど、きっと数多いるマニアの皆さんのように音楽的にどうとか人間関係などの背景を含めてビートルズを知ることは私にとってのビートルズの本題ではなく、あくまでジョージ・ハリスンを通してインド哲学に再び向き合う時を示されたんじゃないか。

そんなことを思ったのが、ジョージ・ハリスンの命日だった。生きていれば80歳。"NOW AND THEN" リリースに伴い公開された動画などを見ても、ジョージはいかにも気難しそうな顔をしていて、ちょっと間違ったことを言ったら即座に叱られそうな顔つきだな、と思うけれど、こないだ買ったインタビュー集の最後らへんを読むと、全然そんなことはない、慈愛に満ちた心の広い御方だったようです。

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私がインドの宗教哲学や占星術を学んでもいつも躓いてしまうのは、難解さもあるけど唯一神に近いような考え方というか、グルがこう言ってるんだから絶対にこう!みたいなところを懐疑的に感じてしまう、ということもある。たぶんそこがヒントなんじゃないか。

そのあたりもジョージが導いてくれるんじゃないか、とちょっと期待もしている。

[2023-11-29 12:56]


ジョージのインタビュー集の最後にある言葉を転載しておきます。

(ジョージが最期の日々に世界に発して欲しいと、オリヴィアとダーニ・ハリスンに語った言葉。<編>)

何事も待つことはできるが、神を探し求めることだけは待つわけにはいかない。互いに愛し合って欲しい。

『ジョージ・ハリスン インタヴューズ』P.653

[2023-11-29 16:50]