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バッチフラワーのこと - Naoko's Life Diary
前回の続きとして、バッチフラワーと星座の対応のことについて書いてみたい。
12ヒーラーズとは、バッチ博士が最初に発見した12種類のレメディーのこと。
バッチ博士は12ヒーラーズと星座との対応に関して、自分は専門外なので言及は控えたいというようなことを述べている。(詳細は末尾引用Aを参照)
しかしもともとはどの星座(サイン)かまでは明言はしていないものの、月星座に対応していると言っていた。(詳細は末尾引用Bを参照)
私が最初にレメディーを試してみたとき、ネガティブな状況(症状というとちょっと違う、病気ではないので。)から当てはまりそうなものを選んだんだけど、結果的に3つのうちの2つはアセンダントの天秤座(=スクレランサス)とMCの蟹座(=クレマチス)だった。
それで、もしかして月の星座に限らず自分の性格や現状に大きな影響を与えている星座に対応するレメディーを飲むと効果が得られるのでは?と思い、太陽星座のバーベインを飲んでみたけれど、まったく効果を感じられなかった。そもそも獅子座は私の目標であり現状や気質にあまり大きな影響はないのかもしれない。
月星座の山羊座に対応するミムラスは、それなりに効果を感じているので、星座との対応というのもあながち無視できないものかもしれない、という感じはする。
他に私の重要な星座と言えば、3星集まっている双子座がある。これに対応するとされているのはセラトー。これは、自分の意見に確信を持てなくなって人の意見に振り回されてしまうような状態に効果があるらしい。で、これが私に必要かと言うと、ピンとこない。なので試していない。
ただ、最近思っているのは、インパチェンス。これは牡羊座に対応しているとされているけど、感覚的に、火星が悪さしている時(と言ったら火星に怒られるかな)、たとえば冥王星や天王星、土星などとハードアスペクトを作っているようなとき、もし感情が乱されてカッカしているような状態になっていたら、インパチェンスを試してみるといいと思う。
これはそのまんま私がインパチェンスをたびたび使っているから思い付いたことだけど、そういう感じで惑星(とくに月)と対応している星座が何かということより、そのアスペクトによってネガティブな影響を受けていると感じる時に、事実としてどういう状況に陥っているかを見て判断するのがいいと思う。
これは結局惑星云々は関係なく普通に状況状態から選んでいるということになる。そこでもう少し試しやすく何か指標がほしいということであれば、原因となっていそうなアスペクトを作っている惑星のルーラー(支配星)から判断してみる、というのはどうだろうか。ただし西洋占星術について多少の知識は必要になる。
12星座およびルーラーとレメディーの対応表
星座 | ルーラー | レメディー |
---|---|---|
牡羊座 | 火星 | インパチェンス |
牡牛座 | 金星 | ゲンチアナ |
双子座 | 水星 | セラトー |
蟹座 | 月 | クレマチス |
獅子座 | 太陽 | バーベイン |
乙女座 | 水星 | セントーリー |
天秤座 | 金星 | スクレランサス |
蠍座 | 火星→冥王星 | チコリー |
射手座 | 木星 | アグリモニー |
山羊座 | 土星 | ミムラス |
水瓶座 | 土星→天王星 | ウォーター・バイオレット |
魚座 | 木星→海王星 | ロックローズ |
例えば容姿に関してネガティブな思いに囚われてしまっているときは、容姿と言えばの天秤座に対応するスクレランサスを試してみるとか。
自己主張が激しいときは、太陽が燃えすぎているってことで獅子座のバーベインで当てはまりそうな感じもする。
私も西洋占星術は初歩レベルの知識しかないので詳しくは書けないけれど、西洋占星術が好きで、惑星やアスペクトがもたらすネガティブな影響についてよく知っているような人は、サポートにレメディーを使う時、このような方向で試してみるというのは悪くない考えじゃないかなと思っている。(ただしシロウトの思いつきではある。)
なお、12ヒーラーズと対応する星座については、私は最初にバッチフラワーを知ることになった動画チャンネル主さんのメルマガで学んだ。
星座との関連についての書籍も出版されているようだけど、どうも手に入りにくそうだしそこまで必要でもないかなと思って私は読んでいない。
バッチ博士は、誰でも簡単にレメディーを選べる、と言ってるし、そうでなければ普及しないと考えていたようだけど、個人的には結局試行錯誤で見つけるのが一番確実じゃないかなと思う。
とは言え日本向け製品はたいてい10ml商品で2,000円前後、iHerbなどで輸入すると20mlで2,000円前後と、決して安いとは言えない。
先にも書いた動画チャンネル主さんは、個人輸入をされているのか、詳しくわからないけれど10mlで1,400円と試してみやすいので、バッチフラワーを試してみたい人にはおすすめしたい。
以下の引用はA、Bともに、末尾リンクの『エドワード・バッチ著作集』から。
引用A:12ヒーラーズと星座との対応に関して
(『自然療法ジャーナル 』に宛てたと思われる書簡)
占星術について慎重になっているため、初版の『12ヒーラーズ(12の癒し手)』から12宮と月に関する記述を外しました。この研究は、占星術を理解し洗練させていく上で、確かに大きな後押しとなります。しかし、私の役目は、一般的な原則を伝えることであるように思います。ですから、より詳細な知識をお持ちのあなたのような方々が、おそらく重要な真理を発見されるでしょう。このような理由で、私は確信が持てるまでどんな定説ともこの治療法を関連づけたいと思っていません。
同封した論文は、正しいことがわかっているので公表できますが、12宮や惑星の配置、肉体組織との関連については、今のところ確信がないのです。
(p.36より引用)
引用B:『12の癒し手(トゥエルブ・ヒーラーズ)』(1933年エプソムで刊行)
基本的に、人間には12の主な性格のタイプがあり、その各々にポジティブな面とネガティブな面があります。
この性格のタイプは、誕生時の月の配置―生まれた時に、月が黄道12宮のどの星座に位置していたか―に表されています。したがって、誕生時の月の配置を詳しく調べることで、以下の点を知ることができます。
①性格のタイプ
②人生における目的となすべき仕事
③なすべき仕事を行う後押しとなるレメディー(P.113より引用)
(中略)
しかし、占星術師は惑星を重視し過ぎています。というのも、人が自分らしい個性を保ち、自らに忠実でいたら、惑星や外部の影響を恐れる必要はないからです。レメディーは、私たちが自分の個性を保ち続けられるよう促すものです。
人が直接惑星の影響を受けるのは、成長の早い段階にしかありません。ひとたび愛を養うならば―その愛が仲間に対する心からの慈愛であるなら―私たちは自分に影響を及ぼしている惑星から自由になれます。そして、運命という限界をなくし、どんなことがあっても自分だけの人生という船の舵取りができるようになるのです。
ハーネマンやカルペパー、そしてその他の偉大な探求者が見つけ出そうとしたのは、この12の性格を暗示する心理的な反応と、それぞれの性格に対応するレメディーでした。
12のレメディーがあることで、今では次のことが実に簡単にできるようになりました。第一に、正確な処方。第二に、患者に心の不調和や魂との不一致の理由と、病気の原因を説明すること。第三に、患者の学ぶべき課題を、わかりやすく指し示すこと。第四に、無限なる魂と患者自身を再び調和させ、心身の健康を取り戻させることです。(P.113~114より引用)
(中略)
今ここで、自分が一番得たいと思うキリストの12の特質について考えると―キリストはそれを人々に教えるためこの世に生まれたのですが―12の人生の重要な人生の課題が見つかります。(引用末尾の表を参照のこと)
人は当然、この全てを学んでいるのですが、特に専念している特質があることに疑いの余地はありません。これが誕生時の月によって示されています。生まれた時の月の配置は、人生の主たる目標を表しています。(P.116より引用)
レメディー 養うべき特質 欠点 アグリモニー 平穏 苦悩 スクレランサス 確固たること 優柔不断 ヴァーベイン 寛容 熱狂者 クレマチス 優しさ 無関心 チコリー 慈愛 停滞 ゲンチアン 理解 落胆 ウォーター・バイオレット 喜び 悲しみ セントーリー 力 服従者 インパチェンス 許容 苦痛 セラトー 知恵 愚者 ロック・ローズ 勇気 戦慄 ミムラス 思いやり 恐怖 (P.117より引用)
※2021/7/30 一部記載順編集